プランナーが語るThe Next House!

9月号■プランナーが語るThe Next House!

イエローチェアー・ハウスの高性能ハウスとは?

今月は、これまでのイエローチェアー・ハウスの集大成でもあり、新しいアイデアを盛り込んだ「K邸」のご紹介を通して、いわばイエローチェアー・ハウスが目指す最先端の家づくりの片鱗をお伝えしてみたいと思います。
実際にこの「K邸」をプランニングしているのは、弊社の近藤さおりプランナー。ブログ「Classyな暮らし」でもおなじみの彼女が今と未来の家づくりについて語ります。

これまでの挑戦と成果

みなさんこんにちは。
プランナーの近藤さおりです。

私は、これまで多くのオーナーさまと一緒に家づくりのプランニングをしてまいりました。そうした経験をもとに、いま、私たちが取り組もうとしている家づくりについてお話してみたいと思います。

これまで、イエローチェアー・ハウスでは、より快適で健康的な暮らしを創り出し、安心して暮らせる家づくりに様々な側面から果敢に挑戦をしてきました。

イギリスから学んだデザインや暮らしの知恵、第三者機関による保証制度の確立、長期優良住宅認定を満たす各条件の基準達成、構造材における国産材100%の採用、アフターケア専門スタッフの常設など、おかげさまで多くのオーナーさまの共感と応援をいただき、微力ながらもみなさまのお力になれている喜びと共に日々歩んでおります。

ところが、いわゆる「家そのものの性能」について、イエローチェアー・ハウスでは、あまり声高にその長所を謳ってきませんでした。しかし、ホームビルダーの使命として、家そのものの性能向上への挑戦は絶えることなく、確実にその成果を積み上げてきました。既にこれまでお届けしたおうちにお住まいのオーナーさまからは「ほとんど冷暖房を使わずに過ごせる」とか「エアコンはエコ運転にしていても効き過ぎるくらい」といった声をいただいています。

では、イエローチェアー・ハウスが考える「家の性能」とはどのようなものなのか? そのあたりからお話をしてみたいと思います。

やっぱり、自然と共に……そこにプラスアルファ!

大手ハウスメーカー各社は、まるで高性能の精密機器のように「家の性能」を競い合っているように見えます。そして、その高性能ぶりは、もはや一昔前の家とは大きく異なっています。ところが、家でも家電でも高性能や多機能になればなるほど、結局のところ使わずじまいになったり、費用対効果の観点から得策ではなかったりする場合が少なからずあるようです。

ですからイエローチェアー・ハウスでは、最新技術や新素材をふんだんに使った “マシンのような” 家づくりは目指していません。

それよりも自然の恩恵を受動的(パッシブ)に活用できる性能こそ、家本来の性能として捉えています。まず家そのものの性能を高め、それだけでは補えない部分に様々な工夫を施していくことが「高性能な家」の大原則と考えています。特に冷暖房に関しては、その性能が高ければ高いほど、ランニングコストを抑えられる高効率な家になります。

昔から日本(特に関東地方)の家は、湿気の多い暑い夏を基準に作られていました。もちろん、住まう土地の風土や気候によっても求められる家の性能は異なりますが、基本的に長い軒を出し、風通しの良い間取りや構造にすることで、家にとって大敵である湿気から家を守っていました。ところが、それではどうしても冬に寒い家になってしまいます。古いご実家などで「なんだかスースーする」とか「底冷えがする」といった話をよく耳にしますが、まさにあれが日本の家の典型でした。

最近では、こうした家とは対照的に高気密・高断熱が常識となってきました。たしかに隙間風が吹き抜けるようなことはなくなりますが、それは室内の空気がこもってしまうということでもあります。そこで強制的な換気が必須となるだけでなく、結露や湿気対策なども必要になってきます。まるであちらを立てればこちらが立たずのような矛盾を解決するために、構造が複雑化し、高コスト、高エネルギーなどの新たな問題も引き起こしてしまいます。

では、イエローチェアー・ハウスが、これまでの経験と知恵と工夫を注ぎ込んでプランニングしている「K邸」について、いくつか具体的なポイントをお披露目いたしましょう!

「K邸」は、これまで以上にこんなところが高性能!

床下基礎の蓄熱で冷暖房効果を向上

シロアリや湿気対策など工法・施工の工夫を施しつつ、地熱の利用も含めて床下基礎の蓄熱効果を高めます。さらに床下空間を室内空間と同じように高気密・高断熱に施工し、室内の冷暖房効率を飛躍的に向上させます

全熱交換換気システム

外気と室内空気を全熱交換(温度と湿度を交換)で給排気! 花粉症などを除去した適温を給気し、室内温度を激変させないまま、二酸化炭素などで汚れてしまった室内空気を排気します。

ダクトレスで実現するローコストで清浄な給排気の流れ!

主に排気部分のみにダクトを使い、イニシャルコストを下げるだけでなく、長期的なメンテナンスの手間やコストも削減し、さらにはより衛生的で安心な空調管理を実現させます。

COP(成績係数[せいせきけいすう])の高いエアコンで冷暖房!

現在、様々な冷暖房機の中で、消費電力1kwあたりの冷却・加熱能力はエアコンに勝るものはありません。そのエアコンの冷暖気を床下に吹き込み、建物全体に巡らせるという発想を様々な工夫で実現しました。エコロジー&エコノミーなのはもちろん、一酸化炭素なども発生しないクリーンで安全な空気で、おうち全体が快適な温度に保持されます。

使った電力は作っていく「ネットゼロ」の太陽光発電導入

大容量の太陽光発電を採用すれば、それだけ発電量も大きくなりますが、当然、コストも大きくなります。そこで、使う量と作る量がプラマイ0になる規模で太陽光発電システムを導入します。

パッシブ+アクティブ ハイブリッドな “家性能”

小さいエネルギーで最大効果の冷暖房を得るには?

環境に優しいだけでなく、イニシャルもランニングもコストを抑えるには?

シンプルで手間がかからず、衛生環境を保てるシステムは?

メンテナンスが楽なだけでなく、耐久性が高い素材や方法は?

このような研究と工夫は、ホームビルダーとしての使命でもあり、私自身、プランナーとしては大変だけど興味の尽きない宿題のようなものでもあります(笑)

最後にちょっとだけまとめてみるとこうなるでしょうか。

できるだけ自然の恩恵を受動的(パッシブ)に活用し、太陽光発電システムなどの能動的(アクティブ)なものを必要最低限に抑える。

電気に依存はするものの、南は軒を延ばすなど、自然エネルギーを活用、調整し、できるだけ建物の本体そのものだけで快適な室内環境を作り出す。

これは、あくまで現時点での私のまとめです。ですから、きっとこれからも変化や進化をしていくことでしょう。

ゆえに、おうちのプランニングは本当に大変です(笑)

でもオーナーさまの喜ぶお顔を拝見できると、またがんばってみようという気持ちに……。

大変だけど楽しい!

そう思いながら、これからも終わりなき挑戦を続けていきたいと思います。

最後に。

弊社の阿部代表がイエローチェアー・ハウスの未来について話していたことを紹介して、私のお話を締めたいと思います。

「既に多くの方が気づかれ、私自身も痛感しているのは、電気に依存した便利な生活の危うさです。ですから、可能な限り電気や化石燃料に頼らない生活、でも便利さや快適さを損なわない生活、そんな生活がおくれる家づくりはできないだろうかと考えています。
 いきなりは無理ですが、イエローチェアー・ハウスでは、家づくりにそうした性能をもたせることをあきらめずに追求していきたいと思っています。
 近い将来ならば、ペレットストーブなども積極的に導入し、電気にも化石燃料にも依存しない暖房を実現するなど、挑戦を続けていきたいと思います」

お知らせ

■9月14 (日) / 15 (月・祝) 10:00〜17:00 “あたたかさ プラスONEの家”「OPEN HOME」 (水戸市姫子にて)

■9月20日 (土) 10:00〜15:00  ワークショップ「市毛真一の木工教室」

■9月25日 (木) 10:00〜12:00  英国式『ゆたかぐらし&ティータイム』セミナー (弊社ショールームにて)

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