あたたかさ+ONEの家

初めてお会いしたのが、2009年の冬でした。省エネなエコハウスにこだわるご主人と、何度もひざをつきあわせて、仕様が決まっていきました。「つくるのにも経済的なものがいいし、あたたかな仕様とは、価格のバランスの問題ですよね。」と語っていたご主人。今のイエローチェア・ハウスの温熱環境仕様の原型といっても過言ではありません。そして、よりあたたかな家が完成しました。

いつも元気で愛らしいHちゃん。この写真はだいぶ前に撮ったものなので、もうすこし大人になっています。工事中はよくお手紙をくれました。ありがとうね、Hちゃん。

僕たちの信条であるシンプルで質感を大事にしたつくりのLDです。高いエアークオリティを誇ります。

機能と手作りのバランスを考えるオーナーさまならではの選択です。

斜め前にアパートがありますので、滅多に撮ることのできない角度からの写真です。

カウンター下を利用して、A4サイズの資料が入る棚を作りました。目隠しにはレースのカーテンをつけます。

1階の中央の大黒柱に付けられました。邪魔をするものがないので、置き時計よりいいかもしれません。ネットで安価に手に入ります。最近、とても人気のある時計です。

北東の角がキッチン。南東の角がダイニングリビング。東側にバックヤード(プライベートガーデン)に続く掃きだしがあります。

LDから解放されたキッチンなので、目に入りやすいカップボードにはこだわりました。収納第一に設計した大容量カップボードです。

ホールから入ると小上がりがあり、そこはPCや子供達の勉強スペースです。階段は中央に配しています。

畳コーナーの下には、大きな引き出し付きです。子供たちのオモチャなど、しっかり収納できます。

玄関に土間続きの納戸を設けました。自転車好きなご主人の要望です。ライフスタイルを反映させることが家づくりの楽しみです。

オープンな棚の場合は、収納にちょっとしたコツがあります。でいるだけ同じ種類のものを置く、お気に入りのビンやカンなどに移し替える、カゴを上手に使うなどです。

デザインベースは“キャッスル・クーム”。特徴は、蜂蜜色のシャビーな外壁です。シンメトリーに構成したので愛らしく飽きのこないファサードになりました。

人気のあるウッドデッキにパーゴラをつけています。夏も “カヤ” をつるして楽しむそうです。

イギリスでは通行する人に見られる庭をFront Garden(フロント・ガーデン)と呼び、家の裏の見えない庭をBack Yard(バック・ヤード)と呼びます。
家族だけが過ごせるようなプライベート・スペースとして活用しています。まさにそのような作りのバック・ヤードです。お休みの日が待ち遠しくなりますね。