つくば市、水戸市、洋風と和風│建築中の2つの建物をご紹介

2020年1月と3月に完成現場見学会を予定しております2つの現場について

完成するまでの間、写真と共にイエローチェアハウスの建物について様々な角度からご紹介したいと思います。

 

今日は水戸市の千波に建築中の弊社の代表的なシリーズ、ホークスヘッドの建物をご紹介します。

私、現場には初めて足を運びましたが、第一印象は、建物のサイズにびっくりしました!

 

す、すごいボリューム感・・・!

圧巻の大きさですが、視線を上に向けてみると、オークリッジ(屋根材の名称)が葺(※)かれていました。

(※屋根を茅葺や瓦などで仕上げることを昔から「ふく」といいます、昔使われていた素材の名残ですね)

昔は頻繁にオーダーされていました、チムニーは今回は見当たらないようです。

 

そしてその足でぐるっと一周、裏側まで見に行きました。

 

おおぉ~後ろもまた凄いです。

壁に寄って撮ってみましたが、50mぐらいあるように錯覚してしまうほどでした(笑)

軒裏に見える白い板材に、場所によっては穴が開いているものがありますが、こちらは屋根の換気になっております。

空気の計算がされ、必要な分だけ出入りするので、これにより屋根裏の空気が正常に保たれるのです。

 

1階まで降りて来ている大屋根を支える、梁に向かって斜めに支える柱のようなものがありますが、こちらを「方杖」(ほうづえ)といいます。

 

一気に2階まで上がってみました。

ほおおぉぉ、大きく広々とした屋根ですね~。

バルコニーには、リビングを照らす採光用の窓が配されています。

この後手すりが付くので、小さなお子様でも安心して出ることが出来ますね!

大きな外観を一周し上から眺めた後、ようやく玄関へ到着しました。

ちょっと息切れしております(笑)

ご覧いただいております写真に見えている綺麗に張られている木材は、漆喰を塗る前の段階で必要になるモルタルを塗るための下地で、必要になる大事な部分です。

その下に見えているのが透湿防水シートです。適度な湿気を保ちながら、水の浸透を防ぐ優れものです。

完成してしまえば完全に見えなくなってしまう場所ですが、後々入る左官屋さんが丁寧な仕事をし、実力を発揮する為には大工さんの丁寧な仕事があってこそなんです。

青木大工さん、いつもありがとうございます!

 

次回は内部へ潜入します!

著者情報

吉成 悠
吉成 悠
家をつくるということ。
それは単に道具としての“HOUSE”を組み立てる作業ではありません。
家族が笑顔で快適に過ごせる“HOME”をつくるお手伝いをしています。