ダイニングキッチンの理想的なレイアウトは?|6~10畳のおしゃれで快適な空間構成
おしゃれなダイニングキッチンをつくりたいけど、一体なにを基準にデザインしていけばいいの?とお悩みの方も少なくないでしょう。
毎日料理をするキッチン×家族と一緒に食事をするダイニングのレイアウトは、使い勝手や居心地を左右する大切なポイントです。
今回は、理想的なダイニングキッチンをつくるレイアウトの決め方と広さ別におすすめのダイニング・キッチン配分のシュミレーションをご紹介します。
真似してみたくなる、おしゃれな間取り実例もございますので、ぜひ自由な家づくりの参考にしてみてくださいね。
- ダイニングキッチンの理想的なレイアウトを決めるポイントをLDK全体からダイニング・キッチンに焦点を当てて紹介していきます。
- ダイニングキッチンの広さ別におすすめのレイアウトをシュミレーションして解説します。
- おしゃれな間取り実例を参考に自由なレイアウトを検討してみましょう。
施工事例
Contents
1.ダイニングキッチンはLDKの間取り次第
ダイニング×キッチンのレイアウトを考える上で、まず大切なのでLDK間取りのカタチや広さを検討することです。
LDKのカタチには、縦長・横長・正方形・L型・DK+LやLD+Kのような独立タイプなど、さまざまです。
今回は、近年人気の「家族とのつながりがいい」「デザインの統一感がおしゃれ」な集約型LDKの縦長タイプと横長タイプに焦点を当てて、レイアウトの決め方を解説します。
①縦長LDKのダイニングキッチン
縦長LDKの場合、リビング・ダイニング・キッチンのスペース配分によって、ご家族みんなの居心地や家事の機能性が変わってきます。
特に、縦長LDKは両サイドの壁面が広く使えるので家具の配置がしやすく、奥行きのある広い視界をつくるのに適した間取りです。
レイアウトを決める際には、窓の配置によって光量の足りない暗いスペースができてしまわないように注意しましょう。
また「キッチン×ダイニング」+「リビング」や「ダイニング×リビング」+「キッチン」のように集約したい間取りと広く取りたい間取りの配分を意識しながらレイアウトするのがおすすめです。
②横長LDKのダイニングキッチン
横長LDKは、明るくワイドに広がる空間が魅力で、マンションに多く採用される間取りです。
キッチン前にダイニング+その横にリビングといった横長のレイアウトなので、リビングとダイニングに大きな窓を設けることができ、開放的な空間づくりに役立ちます。
リビング・ダイニング・キッチンの配置や配分はほぼ決まってしまいますが、どの空間にいても全体を見渡せるつながりが特徴です。
【関連記事】
■新築リビングダイニングのレイアウト実例|おしゃれで自由な間取りをつくるコツ
2.ダイニングテーブルの大きさと形
キッチンとのつながりやダイニングの広さを検討するのに重要なダイニングテーブルの大きさや形、配置について見ていきましょう。
①テーブルの大きさは人数で決める
ダイニングテーブルの大きさは、基本的に家族の人数で決めるのがよいでしょう。
- 家族2人: 幅約80~100㎝ × 奥行き約80~100㎝
- 家族4人: 幅約120~150㎝ × 奥行き約80~100㎝
- 家族6人: 幅約180~200㎝ × 奥行き約80~100㎝
を目安にダイニングテーブルのサイズを検討してみてください。
来客が多い、また家族の食事時間が合わないといったご家庭では、その時々に応じてサイズ変更可能な伸長式テーブルを選ぶのも1つの手です。
②テーブルの形は動線や配置で決める
テーブルの形は、ダイニング空間の広さや配置を基準にして選びましょう。
ダイニングの広さや配置は、キッチン⇔ダイニングやダイニング⇔リビングの理想的なつながりや快適な動線を検討した上で決めるのがポイントです。
例えば、キッチンとダイニングを一体化させるなら正方形や長方形のテーブルを、テーブル周りにゆとりを持たせるなら、座る人数を制限しない丸形や楕円形のテーブルがおすすめです。
また、ダイニングの広さを決める際には、ダイニングテーブル周りのスペース
- イスに座っている時の奥行き: 約30~50㎝
- イスから立ち上がる時の奥行き: 約60~90㎝
- テーブル周りの通路幅: 約60~90㎝
を確保して、家族が行き来する動線の邪魔にならない工夫や広さ選びが必要です。
3.ダイニングキッチンの広さ別シュミレーション
ダイニングキッチンの広さが6~10畳の場合のキッチンとダイニングの配分をシュミレーションをしてみましょう。
①コンパクトなダイニングが理想の6畳空間
ダイニングキッチンの広さが約6畳の場合「キッチン約3畳」×「ダイニング約3畳」という配分が目安になります。
この場合、ダイニングがコンパクトになるのでテーブルの配置やサイズ選びに工夫して、動線が狭くなり過ぎないように注意しましょう。
家族の人数が2~3人なら、対面キッチンと一体型のカウンターダイニングを採用するのもおすすめです。
②キッチン次第で自由なデザインの8畳空間
約8畳のダイニングキッチンは、家族4人用のダイニングテーブルを置くのにちょうどいい広さです。
ダイニングテーブルの形や配置は、キッチンのタイプに合わせてコーディネートするのがいいでしょう。
例えば、対面キッチンとダイニングテーブルを連結させて、配膳や片付けに便利な最短動線を設計したり、壁付けキッチンで優雅な約5~6畳のダイニング空間を確保するのもおすすめです。
③レイアウトの自由度が高まる10畳空間
約10畳のダイニングキッチンなら、キッチンのタイプ選びやダイニングテーブル選びの自由度が高まります。
6人用のダイニングテーブルを置いても、テーブル周りにゆとりがあるので、配置次第ではパソコンや家事作業に便利なワークスペースをつくることも可能です。
広さがある分、動線が遠回りになってしまわないよう配置には注意が必要です。
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■横並びダイニングがキッチンの機能を高める理由|家事動線を活かした快適な間取
4.【実例】自由なレイアウトが楽しいダイニングキッチン
最後に、LDK全体のまとまりや動線にこだわったダイニングキッチンのレイアウト実例をご紹介します。
①対面キッチンとつながるダイニング
国産材と自然素材ばかりでつくったカントリーハウスの実例です。
L字キッチンと対面にダイニング空間を配置して、調理時間も食事時間も家族とのつながりがよく、快適な距離感とゆとりを保ってくれます。
この事例を見る:笑顔あふれるコッツウォルズの家(笠間市G様邸)
イギリスの古い田舎町にある教会を連想させる安心感が魅力の縦長LDKは、広々とした機能的なキッチンが主役です。
キッチンから見たダイニングも家族の顔がよく見える配置に工夫されています。
近過ぎず遠すぎないほどよいゆとりが心地いいレイアウトです。
②壁付けキッチンで優雅なダイニング
個室感のあるおしゃれな造作キッチンには「好き」のこだわりを目一杯詰め込んでデザインしました。
壁に溶け込むキッチンスタイルなので、動線に必要な床面積を無駄にとらず広々とした空間確保に役立ちます。
この事例を見る:好きなものに囲まれて心豊かに暮らせるおうち(水戸市S様邸)
アーチ壁でゆるやかに空間分けしたリビングダイニングの実例です。
壁をつくることで、それぞれの空間が狭くなりがちですが、吹き抜けや勾配天井をつくることで縦の空間が広がり開放的なデザインを演出することができます。
③セミオープンキッチンでほどよく空間分け
セミオープンでほどよい個室感もあるキッチンなので、ご家族がリビングやダイニングで作業をしていても料理に集中しやすいのが嬉しいポイントです。
カフェスタイルがお好みのご家族の希望で、ダイニングから見えるキッチンの飾り棚収納にとことんこだわりました。
キッチンとダイニングが別々の空間でありながら、つながりも設計されたバランスのいいレイアウトです。
④一体型レイアウトで動線もデザインもGOOD
近年注目されている、キッチン横並びダイニングの実例です。
一直線に横移動するだけで、キッチン⇔ダイニング間の家事が進められるので、時短・家事楽・家事シェアに便利です。
リビング階段からも近いレイアウトなので、ご家族が顔を合わせやすく、自然とコミュニケーションが始まるデザインに仕上がっています。
5.まとめ:おしゃれで便利なダイニングキッチン空間づくり
ダイニングキッチンのレイアウトを決めるLDK間取りの特徴から、ダイニングテーブルの選び方や動線の作り方、配置のコツなどをご紹介してきました。
ご家族が心地よく過ごせる空間の確保と毎日行き来する動線の効率性を高める作業は、間取りづくりにおいて、とても大切なポイントです。
ぜひ、おしゃれで便利なダイニングキッチンをデザインして、優雅な暮らしを手に入れてみてくださいね。
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家をつくるということ。
それは単に道具としての“HOUSE”を組み立てる作業ではありません。
家族が笑顔で快適に過ごせる“HOME”をつくるお手伝いをしています。
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