台風の閃き|ガレージシャッターのおさまりにひと工夫
まさに、ガレージ内の土間コンクリート打設する直前に、猛烈な台風15号がきました。
その日は早朝からつくば市へと、心もとなくハンドルを握った僕。
現場へ到着すると、思いのほか影響はなく、ホッとしました。
とはいえ、新築工事途中の “虹の家” にはシャッターがまだ設置されていません。あれだけの風と雨です。当然のことながら、多少なりとも中には雨水や葉までも吹き込んでいました。
その日はつくばから水戸まで、現場の移動と掃除に明け暮れたわけです。
道路だってこの通りでしたからね。
(千葉では大変な生活を強いられているご家族がたくさんいらっしゃいます。東電さんはじめ、復旧する側も大変なこととは思いますが、1日も早い復旧を祈ります…)
そんなさなかに、閃きました。
メーカーの担当者に確認したところによると、インナーガレージとはいえ、強い雨風では雨が吹き込むので、やはりクレームとまではいかないまでも、相談のタネになるらしい。
(やっぱり、そうだよね…!)
シャッターを設置する前。
パネル周辺の取合いは、棟梁のAさん、板金屋さんのTさん、輸入元のWさん、基礎工事のSさんまでを巻き込んで、検討してきました。
やることはやったし、これで上手くいくだろうと思っていた矢先の台風15号。
不謹慎ではありますが、マイナスな状況があるたびに、プラスな発想も生まれます。
先日もある失敗をしてしまいました、、でもそこは僕。改善ネタです!そして後日、ブログネタにも。笑
別件で立ち会えなかったものの、設置は何事もなく、完了。
設置された日の夕方、時折強い雨が降る中、現場を確認に行きました。
開け放っているところを正面から見ると、こんな感じ。
両側と上部には、ベージュのゴムベロも付きました。
コンクリートはライムグリーンに着色。
そして、台風からもらったヒント。
「どの辺から、不具合の報告くるの?」
「やっぱり足元なんですよ。どうしてもスキマから吹き込むので…、やりようはないんですけどね。」
ガレージシャッターを閉じたときの足下だけを15㍉下げてみた。
段差ができているのが、お分かりになるでしょうか。
これでしっかりシャッターがおりた時には、雨の侵入を防げるはず。
設置マニュアルや設計図書にはない工事でした。
上下左右に見えるカマチの見え方(見附 ミツケといいます)もバランスよく、いい感じにおさまりました!
見えている10㌢ほどの段差は、外構エクステリア工事で解消することになります。
このようなカントリーテイストにマッチする風合いのシャッターは、なかなか日本製にはありません。
しかも電動なので、車の中からリモコンで開閉を操作できます。
予算的にも木製に比べれば、安価になっていますよ!
インナーガレージに、ぜひオススメです。
著者情報

- イエローチェア・ハウス代表
-
私たちの家づくりへのこだわりは、すべてはそこに住まい、暮らしの場を作られるご家族のためにあります。
ぜひ、一緒に工夫しながら家づくりを楽しみましょう!
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