家事動線のいい30~40坪の間取り|サンルームのある便利な洗濯家事・収納アイデア
4~5人家族に人気の30・40坪の新築注文住宅。
3LDKや4LDKの間取りがつくりやすく、毎日の生活や家事の機能性を大きく変える、自由で便利な動線をづくりにもちょうどいい広さです。
今回は、暮らしの中でも意外と家事負担・時間のかかる「洗濯家事」動線に注目して、ストレスのない間取り実現に向けて、おしゃれな実例から効率的な動線アイデアまでご紹介していきます。
ぜひ、快適な新築づくりの参考にしてくださいね。
- 快適な生活・家事動線を叶える間取りづくりのポイントを知ることができます。
- 真似してみたいおしゃれで明るい洗濯家事空間づくりのコツや実例を見ることができます。
- ワンランク上の収納デザインや居心地のいい空間アイデアをお見せしましょう。
施工事例
Contents
1.快適な間取りは動線づくりから
生活動線や家事動線などは、間取りづくりの際よく耳にする言葉ではないでしょうか。
「日常的にご家族がどういった経路をよく使うのか」また「苦手な家事を楽に進める動きとは?」など、家族構成やライフスタイル、どんな家事アイデアで負担を減らすのかを考えて、動線を決めるのが理想的です。
注文住宅を選ぶなら、間取りに合わせて動きを変えるのではなく、ご家族が快適な動線を基準に新築間取りをつくってみませんか?
水回り間取りの配置
快適な動線を確保するためには、まずキッチンや洗面所、ランドリールームといった水回り間取りを近くにレイアウトするのがポイントです。
移動距離が短いと無駄な時間・労力を減らしやすくなります。
また、同じ場所を何度も行き来するのを避けるために、ぐるりと回遊できる間取りもおすすめです。家事をしながら次の場所に自然と向かえる動きやすい回遊動線で、家事楽気分を取り入れてみましょう。
作業場所を確保
作業の多い水回りの家事動線上に、作業スペースを確保しておくのもおすすめです。
例えば、洗濯物を干す・アイロンをかける・取り込んで畳むなどの作業に快適な広さや物干しパイプ、作業台があれば、その場で一連の洗濯家事が完結します。家事動線上に作業スペースを設けることで、やり残しや後回しによる溜め込みを防ぐ効果も得られそうです。
限られた間取りの中で、広い洗面脱衣所やランドリールームの確保が難しい場合には、近くに「サンルーム」を設ける間取りも人気です。
サンルームでは、洗濯物の乾燥・取り込み・アイロン・畳むなどの作業ができる上、お子様の遊び場やティールームとして多目的に使い道が変更できるのも魅力です。
収納場所の効率化
作業スペースの確保と同様に、作業から収納までの動線も意外と重要です。
毎日使うものやすぐに使うものを近くに配置するように、作業に必要なアイテムや畳み終えた洗濯物をその足で片付けられる、便利な収納設計にもこだわりたいところです。
洗面室・ランドリールームの壁一面を利用した「壁面収納」や家族みんなの衣類をまとめて収納できる「ファミリークローゼット」を隣接させるなど、片付け・取り出しの動きを見直して、よりスムーズで効率的な収納配置や間取りを考えてみましょう。
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■コンサバトリーをつくろう|サンルームとの違いと実例紹介
2.【実例】30~40坪で家事動線のいい間取り
それでは実際の新築実例で「短距離で便利な家事動線」「効率的な作業場所・収納配置」レイアウトを見てみましょう。
気になるアイデアの詳細やその他の間取り写真は「この事例を見る」からご覧いただけますので、ぜひ参考にしてみてください。
家事×収納セットの間取り
憧れの広い洗面台は、朝夕のご家族が混雑する時にも便利ですし、洗濯家事の作業台としても大助かりです。
立ったままアイロンがけや洗濯物が畳めるスマート設計で、家事の質も気分も高まります。
作業台で整えた洗濯物は、対面の壁面ニッチ収納に片付けます。
振り返るだけで簡単に片付け・取り出しができるシンプル設計です。
壁面収納なら、扉や収納家具いらずで、生活・家事動線の移動幅を邪魔することもありません。
家事楽で人気のランドリールーム
約40坪の延べ床面積で間取りに余裕がある場合には、実例のような洗濯乾燥スペースや作業スペースのある「ランドリールーム」を設けるのもおすすめです。
日常的に使うタオルや衣類の収納も兼ねたデザインで、使い勝手のいい空間に仕上がります。
生活や家事の効率性とスムーズな動線を考えて「浴室・ランドリールーム・作業収納・洗面脱衣所」が一直線につながる間取りに仕上げました。
この事例を見る:My New England-style house (日立市Sさま邸)
サンルームをおしゃれな家事室に
造作棚のある洗面脱衣所の横には、明るい陽射しが降り注ぐ「サンルーム」を配置しました。
完全な屋内でも屋外でもない、それぞれの良さをいいとこどりしたコンサバトリー風のサンルームで、ランドリールームとしても家事の合間の息抜きスペースとしても、あると嬉しいおしゃれな空間です。
コンサバトリー・サンルームは、家事や生活を豊かにしてくれる空間としても、シンプルな外観のアクセントとしてもおすすめです。
洗面所や脱衣所兼用のランドリールームでは、日当たりや風通しが不安な場合や独立したスペースをお考えの場合には、ガラス張りデザインが素敵なサンルームを持つのもよさそうです。
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■コンサバトリーでリビングを増築 イギリスのサンルーム 茨城県
3.おしゃれで便利な動線をつくるコツ
毎日の生活・家事の動きや目的に合った動線が快適な間取りをつくるためのポイント、3つを押さえておきましょう。
間取り図をなぞってみる
日常の家事ルーティンを見直して「もっとこの作業効率を高めたい」「この作業の流れで次の家事に移りたい」など、不便に思う動作や他の家事との連携で気になる点をピックアップしていきましょう。
また、できた間取り図をなぞって実際の生活・家事の動きで困るところがないか確認をしながら、レイアウトを改善していきましょう。
家族のみんなの動きを確認
次に、ご家族それぞれの日常的な動きを色分けして書き込んでみましょう。
各々の動線に適した収納場所やご家族が込み合う場所の広さを検討するのに欠かせない作業です。
暮らし始めてから、もっとここをこうしておけばよかったと後悔しなくて済むように、できるだけ具体的にご家族みんなの希望を確認しておきましょう。
快適な収納方法を考える
家事動線やご家族の動きが見えてきたところで、収納の配置や広さを決めていきます。
下着やメイク用品などそれぞれの収納スタイルにこだわりたい、一方でお風呂上りのタオルや衣類などご家族のものをまとめて収納した方が便利なケースまで、使い勝手や人数に合わせた配置・収納量に合った広さを検討してみましょう。
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4.おすすめ収納デザインとワンランク上の生活アイデア
ご家族のライフスタイル合わせた動線や収納配置が決まったところで、さらに詳しくそれぞれの場所に焦点を当てて、機能性をチェックしてみましょう。
家族が集まりやすく快適に過ごせる環境
家事の機能性に力を入れ過ぎて、おしゃれで豊かな暮らしが圧迫されては元も子もありません。
家事と生活のつながりをよく考慮して「ご家族みんなが使う時間帯」も「家事作業の時間帯も機能する空間」にデザインしましょう。
2人以上が同時に身支度ができ、洗濯作業台にもなる洗面カウンターのある洗面室や大きな洗濯物や量の多い洗濯物を干す以外にも多目的に活用できる人気のサンルームなど、快適なご家族の暮らしにあったアイデアを取り入れてみましょう。
家事シェアに便利な収納スタイル
機能的な収納をつくるには、ご家族の誰が見ても分かりやすい収納スタイルにすることが大切です。
生活動線から外れた収納場所や奥行きのある収納設計は、使い勝手が悪くついつい人任せになりがちです。
適材適所、使いたい位置にあって取り出しやすい収納設計を意識することで、自然と家事シェアが進む家事楽スタイルが完成します。
家事楽・時短な動線をつくる工夫
水回りの家事は、行き来が多くご家族との生活動線とも重なるので、できるだけ近い間取り配置はもちろん、通路幅にも注意が必要です。
1人で約55~60㎝、2人が前向きですれ違う時の約110~120㎝を参考に検討してみるとよいでしょう。
また、行き止まりをつくらない回遊性のある動線を確保して、すれ違いを避ける工夫をするのもおすすめです。
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5.まとめ:快適な動線で明るく広い間取りを叶える
今回は、家づくりで気になる水回りの洗濯動線に焦点を当てて、間取り設計に活かせるおすすめアイデアをご紹介してきました。
ご家族の数だけ異なるライフスタイルがあるように、理想の暮らし方によって快適な動線や作業・収納場所が変わってきます。
新しいこだわりの家で暮らすご家族のスタイルを想像して、ぜひ最適な間取りを実現させてくださいね。
茨城県で家を建てるならイエローチェア・ハウスにご相談ください
イエローチェア・ハウスは、イギリス郊外や海外の田舎で豊かに暮らす人々のように、
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家族と永く楽しく暮らしたい」
と考える、そんな家づくりをお手伝いするために、海外の優れた建築思想と日本建築の良さを融合した注文住宅の新築・リフォームを行い、イギリスの息遣いを感じる家を茨城県内で提供しています。
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家をつくるということ。
それは単に道具としての“HOUSE”を組み立てる作業ではありません。
家族が笑顔で快適に過ごせる“HOME”をつくるお手伝いをしています。
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