水戸市 I様 「雨水がしみこまないの、どうして」

水戸市 I様 雨水がしみこまないの

「マスが満タンじょうたいですよ」のご一報で現場に急行。

I様のご案内でその満タン状態のマスのふたを開けると

ほんとに雨水があふれんばかりに満タン状態です。

I様 「ほかのマスが浸透しているのにこれだけ満タンってなぜなんでしょうか」

確かに同じ敷地内なのにここだけ水がしみこまないのでしょうか。

 

■まず雨水マスに関しての情報です。

雨水浸透マスは定期的に掃除をしないと、ゴミが詰まり、機能しなくなる可能性が高くなります。

特に大雨の後などはゴミや枯葉などが一緒に流れてくることが多く、詰まりやすくなるので点検が必要です。

点検や掃除をしているにもかかわらず機能しないとすれば、隣接地の地盤が高い、粘土質などのように雨水が浸透しにくい土質だということ等が考えられます。

雨水浸透マスを設け敷地内で雨水を浸透させることで下水道へ流入する雨水が減少し、河川の氾濫を防止することができ、河川の水質改善効果もあります。また地下水(湧水)の枯渇も防いでくれます。現在の都市問題を改善するものとして期待されています。

このようなことから維持管理は少し面倒ですが、ぜひ使い続けてください。

上記のことをI様にご説明しご納得いただきました。

今後もよろしくお願いいたします。

著者情報

吉成 悠
吉成 悠
家をつくるということ。
それは単に道具としての“HOUSE”を組み立てる作業ではありません。
家族が笑顔で快適に過ごせる“HOME”をつくるお手伝いをしています。