洗面所のおしゃれで快適なレイアウト実例|2~3畳で動線も収納も満足な間取り
洗面は、浴室・脱衣所ともつながるオープンな場所なので、配置や広さ設計が難しいですよね。
小さくても便利なミニ洗面所やランドリールーム兼用で開放的な洗面空間など、広さだけでは決まらない洗面所の使い勝手はレイアウトが肝になります。
今回は、ご家族の生活動線や家事動線が重なる洗面所の機能的なレイアウトと、2~3畳のスペースでつくるおしゃれな実例やコツをご紹介します。
生活・家事効率がアップする収納設計のポイントも解説しますので、ぜひ間取りづくりの参考にしてみてくださいね。
- おしゃれで使い勝手のいい洗面所のおすすめレイアウト実例を見ることができます。
- 2~3畳の限られた空間で開放感のある洗面所をつくるコツをご紹介します。
- 動線や収納に注目して、生活・家事効率を高める洗面所づくりのポイントを解説します。
施工事例
Contents
1.憧れの洗面所をデザイン
家づくり・間取りづくりの計画で、ついつい後回しになってしまう洗面所の間取り設計。
限られたスペースでありながら、ご家族が毎日何度も使う重要な場所です。
そのため、使い勝手のいい広さや快適な動線を叶えるレイアウト設計は、理想的な洗面所をつくる上で重要なポイントです。
また、同じ広さでも洗面台のデザインや収納配置次第で、大きく印象の異なる空間に仕上げることができます。
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2.【実例】2~3畳でつくる洗面所のレイアウト
まずは、レイアウトやデザインを工夫した2~3畳のおしゃれな洗面所の施工実例をご紹介しましょう。
①個室感が落ち着くプライベート空間
シンプルでコンパクトな約1~2畳の洗面所の実例です。
すぐ横に収納スペースをつくることで、物で溢れないすっきりとしたデザインの洗面台に仕上げました。生活感を見せない、来客時も気持ちよく使える環境をつくるなら「隠せる」大容量の収納があると便利です。
水はね防止のブルータイルやアンティーク調の照明、ヨーロピアンテイストがおしゃれな床タイルが自慢の洗面所は、引き戸を閉めて使用中のプライベート感を満喫することもできます。
②リゾートライクな広々洗面
個室ではなく、通路と兼用で洗面室を配置することで、全体的に広い空間確保につながりました。
生活・家事動線上に必要なものがレイアウトされた間取りなので、忙しい朝・夕の移動がスムーズになると同時に、ご家族の混雑を避けることも可能になります。
この事例を見る:My New England-style house (日立市Sさま邸)
洗面所横に作業台兼収納棚のある設計で、洗濯物を畳んで、アイロンをかけて→すぐ収納するのに役立ちます。
空間ごとに扉があるので、作業中や来客時など、状況に合わせてフレキシブルに空間を隔てることができて安心です。
③収納デザインにもこだわる空間
造作洗面台をワイドに設計して、手洗いのすぐ横で作業ができるスペースを確保しました。
横長の洗面台は、複数人で使う際にも便利で、ちょっとした家事スペースや洗面グッズを置く場所としても活用できるのでおすすめです。
洗面台から振り返ってすぐの壁面収納も人気のあるスタイルです。
背の高い収納棚を置くと圧迫感が気になる2~3畳の洗面空間でも、ニッチタイプの壁面収納なら動線の邪魔になることもありません。
オープンスタイルの収納で、取り出しも片付けも楽々なデザインに仕上げました。
④来客用にもおすすめのミニ洗面
近年「玄関入ってすぐ」や「廊下の死角」につくるミニ洗面も注目を集めています。
メインの洗面所には、歯ブラシやドライヤー、タオル、洗濯物など、生活感あふれるアイテムが散乱してしまいがちです。
お客様に、ご家族が使う洗面所に案内するのを躊躇する方も多いのではないでしょうか?
そこで、メインの日常的な洗面室とは別におしゃれなミニ洗面を設けることで、安心してお客様をお通しすることができるかもしれません。
この事例を見る:つくば市モデルハウス│ハムステッド B.I.I.D
玄関入ってすぐのミニ洗面は、リビング壁の死角となってLDKからは見えない工夫がされた実例です。
来客時はもちろん、ご家族の帰宅後の手洗いや玄関掃除中にも役立つ便利なレイアウトです。
3.洗面所の広さ別レイアウトのポイント
続いて、洗面所の広さ別に理想的なレイアウトのポイントをご紹介しましょう。
①1.5畳からでも設計可能
左右に収納のない洗面台(化粧台)のみの洗面室に、洗濯機が置ける最小限のスペースです。
最近では、ランドリールームを洗面室横に配置する間取りも人気なので、洗面所ではなくランドリールームに洗濯機を配置するレイアウトもおすすめです。
生活感のないおしゃれな洗面室にこだわりたい場合や「洗濯室」を別に設ける場合には、コンパクトな洗面室に仕上げるのもいいかもしれません。
②2畳で無駄のないまとまり
一般的な木造住宅で多く採用される約1坪のスペースです。
洗面台・脱衣スペース・洗濯機を置くのに最低限必要とされる広さなので、必然的に「洗面台」の横に「洗濯機」というレイアウトになります。
浴室側に「洗濯機」を配置するのか、それとも「洗面台(化粧台)」を配置するのかは、洗濯機の奥行きや洗面室の入り口の圧迫感を考慮して、検討するのがおすすめです。
一般的には、「洗面台」の奥行きの方が小さいので、入口→洗面台→洗濯機→浴室といった配置が多くなります。
③3畳ならツイン洗面もあり
一般的に間口約2730㎜×奥行き約1820㎜の空間なので、ダブル洗面や横長の造作洗面を希望する場合にはおすすめの広さです。
ご家族の生活・家事動線の交差を避けたい、ホテルライクで優雅なデザインに仕上げたい方に好まれる空間です。
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4.生活スタイルと家事効率を高めるポイント
朝の身支度から始まり、洗濯や収納、入浴など、洗面所の使用頻度は高く、ご家族が同じタイミングで集まることが多い場所でもあります。
そのため、いかに効率的でストレスのない環境をつくれるかどうかが、レイアウトや空間づくりのポイントになってきます。
①広さは隣り合う空間で変わる
洗面所の理想的な広さは、ご家族の人数や家族構成、希望のレイアウトや動線によって変わってきます。
また、洗面室自体の空間が狭くても隣り合う空間に、ランドリールームやファミリークローゼットのような広い部屋があれば、つながりのいい開放感と移動の手間をかけずに衣類の片付けやタオルの取り出しができる利便性を手に入れることができます。
ぜひ、洗面所の広さだけにこだわらず、洗面所と隣り合う空間の選定にも注意してみてください。
②動線・回遊性を高めるレイアウト
スムーズな動線が叶うレイアウトで、混雑のしない空間をつくるには、生活・家事移動に合った「動線」設計とご家族との衝突を回避する「回遊性」を意識することが大切です。
洗面所から玄関に回り込める間取りや「洗面所」⇔「キッチン」の水回り家事を集約させた動線など、ご家族のライフスタイルに合わせて希望を反映させていきましょう。
③収納は使い勝手に合わせて設計
洗面室における収納は、主に洗濯物を洗う→干す→畳む(アイロンがけ)→片付けるという一連の家事負担を軽減できるスタイルであることが大切です。
そのためには、日常的に使い勝手のいい収納配置や「見せる」「隠す」といった収納デザインで片付けや取り出しに無駄な移動を要さない、近くてシンプルな配置・設計がポイントになります。
5. まとめ:動線も収納もいい洗面所をデザインする
おしゃれな洗面所の実例を参考にしながら、レイアウトのコツや収納アイデアをご紹介してきました。
限られたスペースでつくる洗面所であっても、効率的な動線・回遊性のある空間に仕上げることで、広々としたつながりのいい間取りになります。
市販の収納アイテムや新築時にしかつくれない造作収納の検討も進めながら、理想的な洗面空間をデザインしてみてくださいね。
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家をつくるということ。
それは単に道具としての“HOUSE”を組み立てる作業ではありません。
家族が笑顔で快適に過ごせる“HOME”をつくるお手伝いをしています。
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