漆喰の外壁にリフォーム|イギリス風のかわいいお家
日本のお城や古い蔵の壁といえば、白い壁であり、正体は漆喰です。自然素材の一つであり、調湿効果だけでなく耐火性があり火に強いです。漆喰は海外でも使用されており、優秀な資材です。外壁は家の第一印象、”顔”の部分であり、”家の支え”でもありますので、定期的な点検や必要な場合は修繕・リフォームが必要です。
Contents
外壁の点検は必要
壁を見るだけで、その建物の新しさや古さを感じませんか。
新築であれば、有無を言わさずキレイですよね。しかし壁のひびや剥がれが目立っていると「古さ」を感じます。
ひびや剥がれはそのまま放置してしまうと広がってしまうだけではなく、剥がれやひびの場所から雨が入り込み、家を支えている柱まで腐敗してしまいます。
柱が傷んでしまっては家の安全性を保つことができません。修繕工事も大掛かりになり、予想以上の出費がかさむこともありえます。
だからこそ定期的な目視確認・点検が必要なのです。
外壁のリフォームが必要と分かったら
○塗り替え
○張り替えや重ね貼り(サイティング、タイルへ)
大きく分けて上記の2つの工事になりますが、まず今のお住まいの壁の材質によります。1990年以降に建てられたお家の多くは「サイディング」であり今主流となっている外壁の素材です。1990年より以前は「モルタル」が主流でした。
もし今のお住まいの壁が「モルタル」の場合、「サイディング」などへの変更をご希望であれば一度「モルタル」を剥がす作業が必要になりますので、工賃が高くなりますので、留意してください。
リフォーム費用
漆喰は、左官職人と呼ばれる方でしか塗装することができません。貼り付ける行為よりも手間や時間、技術が必要ですので、「サイディング」系よりも費用が高くなります。
相場は30坪で60〜75万円と言われており、一般的な塗装相場が3,000円から5,000円/㎡と言われている中では約倍近くかかることが予想されます。
ただし「重ね塗り」か「塗り替え」かにも工賃に差がでており、「重ね塗り」であれば、一般的な塗装相場と差異はありません。ご紹介した30坪の相場である約60万円〜は、下地を撤去して行う「塗り替え」工事の費用と考えてください。
メンテナンス費用も考えて
『漆喰』の耐用年数は、100年を超えており、他の外壁材に比べてはるかに長持ちします。お城や蔵が現存するのは、メンテナンスのおかげもありますが、今なおそのままの姿を保っていられるのは、『漆喰』のおかげでしょう。
<他の外壁材の耐用年数の目安>
・サイディング・・・・約20年〜30年
・モルタル・・・・30年以上
・タイル・・・約30年から50年
<メンテナンス方法>
○軽い汚れ・・・消しゴムで消す
○頑固な汚れやカビ・・・メラニンスポンジを使う、塩素漂白剤でを水で薄めて布で拭き取ることも可能。
○ひび割れや傷・・・部分補修し、上から漆喰を塗り重り。小さければDIYでも対応可能。
○はがれや激しい劣化・・・表面の漆喰を剥がし、塗り直し
目視確認によって、汚れが確認できたら消しゴムやメラニンスポンジを使ってきれいにするだけの簡単作業ですみます。
もちろん届かない箇所にもでてくると思いますが、他の外壁材と同様に何年かに1回プロに依頼することでメンテナンスしていきましょう。
『漆喰』はホームセンターでも簡単に手に入れることができますが、小さい傷であればよいのですが、色の違いにも注意が必要ですし、素人とプロでは仕上がりが違います。また大掛かりな傷や高い場所ではDIYでされないことを願います。
『漆喰』の外壁にするメリット
●耐用年数が長い
●高級感がある
●漆喰の種類・色によってデザインが多彩
●漆喰のそのものの材料費は安価
●自然素材にこだわれる

漆喰の外壁
漆喰の種類は、日本では一般的な本漆喰と呼ばれるタイプから西洋漆喰と呼ばれるものが多くあります。『漆喰』=白い壁というイメージですが、今はグレイなどもありますし、はちみつ色もヨーロッパの感じが出せますのでおすすめです。

はちみつ色の壁
イギリス風のかわいい家に
まるで童話の世界に足を踏み入れたかのうような『かわいいお家』、自然と調和し片田舎の『かわいいお家』には、『漆喰』は不可欠です。

漆喰のかわいい家

イギリスの街並みにある家
『漆喰』のデメリット
・費用(メンテナンス費用・耐用年数を加味すると他の外壁材と変わらないかも)
・工事期間が長い(職人の手作業ですから必要な期間です)
・業者が限られる(職人さんでないとできないため)
・傷つきやすい(傷がつきやすい場所にレンガを張る方法もあり)
『漆喰』にするかしないかで検討される際に、気にされるのは「傷」と「汚れ」です。
「汚れ」は早い段階で対応できればさほど問題にはならないかと思いますが、「傷」がついてしまうと”補修”しなければなりません。”補修”は手間がかかってしまいますがし、そのまま放置してしまうと「傷」が広がり大掛かりな工事が必要になることも考えられるからです。
ですが、「傷が」つきやすいと分かっている場所、自転車を置いたりする付近だけ『漆喰』ではなくレンガを組み合わせておけば被害を最小限に止めることが可能になるでしょう。
自然素材だからこそ
家を建てる際、自然素材=「木」として捉えられ、無垢の木をまず検討されることが多いのですが、『漆喰』も自然素材の一つです。
外壁材という点で考えると、耐用年数が長めであり左官工事で行う”モルタル”も選択肢に入るかもしれませんが、”モルタル”はアクリルなどが含まれることがあり、自然素材とはいいがたい場合が多いのです。
自然素材には、自然そのもののぬくもりをかもし出し、呼吸をすることで調湿効果もえられます。調湿効果をしっかりと感じるには、他の壁材や塗装などいくつかのプラス材料は必要にはなりますが、カビの発生を抑えたり、シックハウス症候群の発症を軽減する効果もありますので、健康的に生活しやすくなるでしょう。
外壁を『漆喰』へとリフォームするならイエローチェア・ハウスにご相談ください
イエローチェア・ハウスは、イギリス郊外や海外の田舎で豊かに暮らす人々のように、
「素朴で愛らしく、家族と永く楽しく暮らしたい」
と考える、そんな家づくりをお手伝いするために、海外の優れた建築思想と日本建築の良さを融合した注文住宅の新築・リフォームを行い、イギリスの息遣いを感じる家を茨城県内で提供しています。
弊社が使用する建築資材(木)は国産材にこだわり、JAS認定工場と契約し流通コストを抑え、お財布にも優しい家づくりを心がけ、その他家具の販売・オーダーメイド家具も承っています。
”家”は家族と暮らす憩いの場所です。そのためには、家族が健康で気持ち良く住めること、永年愛着を持って暮らしを楽しめることが大切かと思いますし、嫌な匂いがしない化学物質を極力使わない家づくりを行うことが、私たち、イエローチェア・ハウスの家づくりへのこだわりです。
建築の際は、まるで何十年も経ったかのような風合いのある自然素材や日本の木をふんだんに使い、性能や機能性も重視した快適で、住む人にも環境にも優しい家づくりをモットーに取り組んでいます。その目指す家づくり、自然素材のよさを活かすのは、職人さんの高い技術が必要です。私たちのデザインを最大限に活かしてくれる職人さんの技術は、何事にもかえがたく、私たちの誇りでもあります。
「家をつくろう」「リフォームしよう」と思い立ったとき、間取りや収納を工夫したり、デザインをイメージしたり、予算のことを考えたり、いろいろ悩むことでしょう。
ですが、自分たちは「どんな暮らし方をしたいのか?」をポイントにおいて、考えていく必要があります。
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著者情報

- イエローチェア・ハウス代表
-
私たちの家づくりへのこだわりは、すべてはそこに住まい、暮らしの場を作られるご家族のためにあります。
ぜひ、一緒に工夫しながら家づくりを楽しみましょう!
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