潮のかおるエコリノの家
築36年の家を全面リフォームしました。住まいのあり方を変えるとともに、省エネ性と耐震性も同時に追求したエコ・リノベーションです。
工事中の様子はこちら →→→ イエローズ・スピリット
「僕のもつリフォームのアイデアはお金がかかる話ばかりで、受け止めて話を聞いてくれる業者さんは、いませんでしたよ。」
なかばあきらめているかのようなOさまの話には、少しの驚きがありました。
古いものを捨てる前に、“また使える”ようにする感覚は、まさにつぶさに見たイギリスの暮らしからの学びです。
でも、もともとは日本にこそ、“もったいない”とうい言葉に代表されるように、古きよきを大切にする文化があるのです!
- 高めのカウンターは、以前にアイリッシュパブをやられていたほど、イギリス好きなご主人が、サーバーを置くために設定されたのです。
- イエローチェア・ハウスいつもの洗面台。オープンな構造は、掃除がしやすいと評判です。コラベル柄の床が印象的。
- 屋根の勾配は元々の屋根のままです。前にあった倉庫を解体したので、狭く感じていた屋敷が広く感じられるようになりました。
- 在来のタイル張りのお風呂をユニットバスに改装しました。これで水が構造部に回る心配がなくなりました。改装ではもっとも大事な優先箇所です。
- 子供部屋とつながった間取り。リフォームならではアイデアでしたが、家族の成長に合わせて機能的に変化させられます。
- 右側の黒い壁は、最近人気の黒板。マグネットもつきます。どんなメッセージが貼られていくのでしょうか・・・
- 元々の8畳の二間を壁で区切って、奥はリビングに手前は、お母さまの部屋に改装しました。
- 手前が息子さん、奥がお嬢さんのお部屋です。床の色までドアや壁紙と統一しました。
- とくにOさまがこだわった、コラベルのタイル。レトロ情緒たっぷりのデザインです。
- とても、ここが和室の食卓だったとは想像ができないかもしれません。ヨーロピアンテイストたっぷりのダイニングに生まれ変わりました。
- 床のチェッカーが印象的なキッチンです。右側の裏側には、大きなパントリーも設けられたので、機能的で使いやすさ満点のキッチンに生まれ変わりました。
- イギリスでは、今は法律で実際に火を焚くことは禁じられているそうです。それでも、家のシンボルとして、必ずと言っていいほどマントルピースがあります。
- トイレは元々の場所にあったものを綺麗にしました。壁には、ご当家による演出がされています。明るく情緒豊かなトイレになりました!
- ファミリー玄関を新たに設けました。右側の壁には、一面棚が設けられています。入り口は、“のれん”などで、目隠しをすることになります。
- 敷地は、“うなぎの寝床”のように東南に細長い形状でした。そのため、間取りの制約が多く、新築で大きく間取りが変わらないことも、リノベーションへの選択のポイントだったのかもしれません。
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