現場のチームワークを良くするには。そして家庭は?
家庭の中でも、会話はとても大切です。。
それなのに、うちのかおるさんは、一言目には「パパはもーーーっ」って言います。何かしら文句を見つけておいて、出会い頭に言うんです。
ひどいときは、朝の「おはよう」の代わりに言います。それって、どう思います? 良くないですよね。笑
「何?」って聞いてみると、まったく僕と関係のない話が展開されたりする。。
僕たちの仕事は、1人では出来得ません。
建築現場で家を作る職人さんたちは、大概どこの工務店やハウスメーカーでも、社員ではありません。それどころか、専属な訳でもありません。“一つの家づくり” という事業が生まれたときに、改めてめいめい召集されるのです。
ですので、集い方やルールは工務店によってまちまちになり、それによって社風や品質が定まってきます。
イエローチェアハウス の場合、職人たちはイコールパートナーというスタンスです。ですので、チームワークのためには、僕をはじめとして、かなめになる大工さんを中心に職人さん同士のコミュニケーションを大切にしています。
他人同士ですから、家庭以上に対話が必要!
その結果、20年、30年という付き合いの長い人たちがいる訳です。それなりに居心地がいいのかもしれません。笑
一つの手としてミーティングが、欠かせません。
現場ごとに着工ミーティングと仕上げミーティングを実施してます。同じような顔ぶれとはいえ、毎回、名簿を配ります。互いの連絡を取りやすくし、取合いや工程も職人を交え、協議しています。職人さん同士でも、しっかり協議してもらいます。親方衆ですから、ときには僕の前で議論が展開されることもあります。
「ここの化粧の木は、雨がかりだし、目立たないところだから、割り切って窯業系にした方がいいよ。」
「たてドイは、色変えた方がキレイに見えますよね。」
「この棟の収まりは、不格好になるから平葺きにしてスッキリさせた方がカッコイイんじゃないですか?」
「工程的に、ここは自分、ちょっと入れないんで、○○さんこうしてもらってもいいすか?すいません!この間にやります。」
「車って、他に駐車するところあるのけ?どこか別に確保してもらえねえすか?俺らが入る頃は、集中するから(近所に)迷惑かけちまいます。」
などなど、ミーティングの中の実際の会話です。
自分の工事に責任を持ってもらうという意味でも、功を奏しているように思います。結果、どんどんそういう人たちの集団になっています。
「すいません、、傷つけちゃいました。。」とか、自己申告してくれる職人も実に多い。
そんな現場がもうひとつ、クライマックスを迎えようとしています。
『B.I.I.D セカンド』Kさま邸です。
中では内装工事のWさん。
手早い上に、毎度キレイな仕上がり。若く見えますが、結構なおじさんです。笑
もう15年超えの付き合いになりますか。
タイル工事のNさん。
やはり信頼のおけるタイル屋さんで、実に創業以来、35年の付き合い!
Nさんは80歳を超えます。まだまだ元気ですが、実は息子さんが跡をとらないことが決まり、この現場で引退することになりました。。
最後までよろしくお願いします、Nさん。
阿部家においては、、
どうして、「パパはもーーーっ」って、注意を惹きつけようとするのか…
そうか、それで話のきっかけを作って、僕にきちんと話を聞かせようとする、つまり会話のきっかけを作っているのか!?
となると、そもそも僕の聞かない態度が良くないということになりますね。。
以後、気をつけます!
何より家庭が一番。笑
著者情報

- イエローチェア・ハウス代表
-
私たちの家づくりへのこだわりは、すべてはそこに住まい、暮らしの場を作られるご家族のためにあります。
ぜひ、一緒に工夫しながら家づくりを楽しみましょう!
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