茨城で自然素材の注文住宅づくり|漆喰外壁の魅力と長持ちのポイント

アールの部分まで綺麗に塗られた白は漆喰塗り壁ならでは

 

イギリスの湖水地方で見られる白い漆喰の外壁。日本でも、西洋風の白い漆喰壁の家が増えてきましたね。

独特な質感による美しさ、デザイン性はもちろんですが、耐久性にすぐれ、お手入れをしながら何世代にも渡って住まい続けられる強固な壁というメリットもあります。

そして何より、天然素材100%の材料は、アレルギーを持つ方にも安心して住める家をつくるために欠かせません。

今回は、特に外壁に漆喰を用いるメリット、そして漆喰壁の美観や耐久性を長く保つためのポイントについてお話します。

漆喰の基礎知識

漆喰は、「水酸化カルシウム(消石灰)」を原料として作られる建築材料です。昔、学校のグランドで白線を引くときに使っていた白い粉、あれが消石灰です。また、畑をしている人なら知っているかもしれませんが、土壌をアルカリ性にするためにも使われますね。

この消石灰に「糊」や「すさ」(ひび割れを防ぐため、わら、麻、紙などを細かくした「つなぎ」)を混ぜてなめらかな質感にしたものが「漆喰」です。

漆喰は日本だけでなく世界各地で古くから使われている建築材料です。そのためその土地の気候や風土に合わせて、独自の組成で配合、生成された漆喰が使われています。地域の数だけ漆喰があるということですね。

西洋漆喰と和漆喰の違い

イギリスコッツウォルズ地方の街並み

ヨーロッパでは外装、内装ともに今でも漆喰がよく使われます。日本の漆喰「和漆喰」はお城や蔵、神社仏閣などに昔から使われている塗り壁ですが、西洋で用いられる「西洋漆喰」は、日本の漆喰以上に長い歴史があります。

イエローチェア・ハウスでも、イギリス湖水地方をイメージしたシリーズ「UKデザインシリーズ」では、西洋漆喰を使います。

ここで、日本の漆喰と西洋の漆喰って、何か違いがあるの?とお思いかもしれません。

その違いは、日本とヨーロッパの建築様式の違いを調べると見えてきます。

まず、日本の家は木造軸組工法といって、木の梁や柱で骨組みを作って家の構造をつくり、支えています。柱と梁で家の強度を保てるため、漆喰の壁仕上げは薄く綺麗に塗ることを重視していました。そのため、漆喰の成分には厚みや強度を出すための骨材(砂や大理石など)は基本的に含まれていません。そのため、日本の漆喰壁は均一でなめらかな仕上がりが特徴です。

対して、ヨーロッパの建築は石やレンガを積み上げて構造を作る様式です。そのため、石が崩れないように補強する必要があります。この石やレンガの壁を補強するために漆喰を塗るという方法が使われたのです。ある程度厚みのある漆喰を塗る必要があるため、西洋漆喰には砂や大理石などの骨材が含まれています。和漆喰に比べてより強度を重視しているのが西洋漆喰と言えます。

近くで見ると独特の質感や凹凸があり、とても味わい深く、西洋漆喰が見た目にも「ヨーロッパの建築」と思わせる要素の多くを担っているとわかるでしょう。

漆喰外壁の家の魅力

次に、漆喰外壁の性能面・デザイン面のメリットをお伝えしたいと思います。

100%自然素材で安心

漆喰の材料は、化学物質などを含まない100%天然由来の成分です。また、強いアルカリ性の性質によってカビや細菌の発生を抑え、抗菌・脱臭効果もあります。

ただし、商品によっては施工のしやすさなどのために化学糊や合成樹脂などが含まれているものもありますので、気になる場合は施工会社さんに相談してみてください。

耐久性が高い外壁

茨城県で建てた漆喰の白いイギリス風の家

漆喰は、塗った直後から、時間をかけてゆっくりと固まっていきます。

数日で壁は固まり、その後はもう変化しないように見えますが、漆喰の主成分である消石灰(水酸化カルシウム)には「気硬性」があり、空気中の二酸化炭素と反応してゆっくりと硬化する性質があります。変わっていないように見えて、実は年々硬い壁に変化しているんですね。すべての漆喰が硬化して消石灰の原料である石灰石(炭酸カルシウム)に戻る(再石灰化)には100年程度かかると言われています。

さらに、直射日光による劣化にも強く、錆びないという特徴もあります。

このことから、漆喰壁は適切なメンテナンスを行えば耐用年数100年以上と言われます。

耐火性に優れている

漆喰は、石灰岩(石)を原料としているので燃えにくい材料です。そのため、外壁に使用することで耐火性を高め、周囲の火から家を守ることができます。

調湿効果

漆喰には、湿気の多い時は空気中の水分を吸水し、周りが乾燥しているときは水分を吐き出す「調湿効果」があります。この効果によって、家にも様々なメリットがあります。

壁の中の水分を調節して、家を湿気から守る(カビ、劣化や腐食を防ぐ)ほか、空気中の雑菌を吸収して綺麗にしてくれるという作用も期待できます。

防音性が高い

漆喰を外壁にすることで、室内の生活音が外に漏れにくくなったという声も多く聞かれます。逆に、外からの騒音もある程度抑えることができます。

味わいのある個性的な外観

漆喰の外壁は、現在の日本で主流になっている窯業系サイディングやガルバリウム鋼板などの金属系サイディングとは違う独特の美しさがあります。継ぎ目のない美しさと、さまざまな仕上げ技法で異なった質感を表せるという意匠性の高さが魅力です。

そして、漆喰のトレードマークである「真っ白」な色。白い漆喰壁の家はパッと見て洗練された清潔感のある印象を与えます。

漆喰壁を長持ちさせるメンテナンス方法

漆喰外壁は風土や気候、土地に合わせた施工の工夫も重要

漆喰外壁の特徴やメリットをお話してきましたが、これらのメリットを長期に渡って発揮させるには、適切なメンテナンスが不可欠です。

漆喰はひび割れを起こしやすく、尖ったものでひっかくなどの傷に弱いというデメリットがあります。こうしたひび割れや傷は、こまめに補修することが美しさを保つために重要です。最近ではDIYでひび割れ、傷を補修できるキットも販売されています。大きな傷になる前に補修しておくようにしたいですね。

そして、外壁ならではの注意点として、砂や土埃が表面の凹凸にたまりやすい、時間経過で表面がアルカリ性から弱アルカリ性に変わることでカビやコケが生えやすくなるという点があります。

こうした汚れや剥がれてしまった漆喰などはDIYで対処できない場合もあるため、施工業者のメンテナンスを利用することをおすすめします。

YCHの漆喰壁の施工例

イエローチェア・ハウスのイギリス湖水地方、ホークスヘッドの街並みに立ち並ぶ家々を着想とした「UKデザインシリーズ」の施工例です。

塗り壁の質感がよくわかる仕上げ

白い外観の平屋

アールなど曲げ部分にも強いのが塗り壁の魅力です

 

まとめ

白く美しい漆喰の外壁は、イギリスをはじめとするヨーロッパの各地で今でも使われている代表的な外装仕上げです。

新建材とはひと味もふた味も違う個性的で温かみを感じる外観は、漆喰だからこそ作り出せます。

イエローチェア・ハウスでは、自然素材の家づくり、使用する建材一つひとつにこだわった家づくりをしています。それぞれの建材の特徴を知り尽くし、施工時から施工後のアフターメンテナンスまで、自然素材ならではの特徴を楽しみながら住み続けるためのお手伝いをさせていただきます。

白い漆喰外壁の家のご相談はイエローチェア・ハウスへ

イエローチェア・ハウスは、イギリス郊外や海外の田舎で豊かに暮らす人々のように、

「素朴で愛らしく、家族と永く楽しく暮らしたい」

と考える、そんな家づくりをお手伝いするために、海外の優れた建築思想と日本建築の良さを融合した注文住宅の新築・リフォームを行い、イギリスの息遣いを感じる家を提供しています。

今回ご紹介した漆喰の他にも弊社は、使用する建築資材は化学物質が少ないものにこだわりながら、お財布にも優しい家づくりへの努力を惜しみません。

”家”は家族と暮らす憩いの場所です。そのためには、家族が健康で気持ち良く住めること、永年愛着を持って暮らしを楽しめることが大切かと思います。

また建築の際は、まるで何十年も経ったかのような風合いのある自然素材や日本の木をふんだんに使い、性能や機能性も重視した快適で、住む人にも環境にも優しい家づくりをモットーに取り組んでいます。その目指す家づくり、自然素材のよさを活かすのは、職人さんの高い技術が必要です。私たちのデザインを最大限に活かしてくれる職人さんの技術は、何事にもかえがたく、私たちの誇りでもあります。

「家をつくろう」「リフォームしよう」と思い立ったとき、間取りや収納を工夫したり、デザインをイメージしたり、予算のことを考えたり、いろいろ悩むことでしょう。

ですが、自分たちは「どんな暮らし方をしたいのか?」をポイントにおいて、考えていく必要があります。

自分たちの理想の「家づくりを考えたい」と思ったら、まずイエローチェア・ハウスのおうちづくり無料ガイダンスに参加してみてください。ご参加いただいた方にはあなたの理想の家を「無料」でデザインしますので、ぜひお気軽にご相談ください。デザインは他社で使ってもらってもかまいません。

まずは、家づくりの楽しさを体験していただきたいのです!

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参考までに過去の実例もご覧ください。

【エクステリア】青いタイルやポストも配置しています。フロントは爽やか。

著者情報

阿部 よしあき
阿部 よしあきイエローチェア・ハウス代表
私たちの家づくりへのこだわりは、すべてはそこに住まい、暮らしの場を作られるご家族のためにあります。
ぜひ、一緒に工夫しながら家づくりを楽しみましょう!