暮らしと環境に根ざした家づくり

家をつくるということ。
それは単に道具としての“HOUSE”を組み立てる作業ではありません。
家族が笑顔で快適に過ごせる“HOME”をつくるお手伝い
私たちはそう考えています。

ようこそ! イエローチェア・ハウスのサイトへ!

みなさんが家をつくろうと思い立った時、いだかれる思いは様々でしょう。間取りや収納を工夫したり、デザインを考えたり……。ですが「どんな暮らし方をしたいのか?」という問いかけこそが、実はとても重要になる。私たちは、そう考えています。

家の完成を暮らしのスタートと考えると、家づくりは “暮らしの場づくり” と言えるでしょう。

ですから、イエローチェア・ハウスは、暮らしの場づくりとしての家づくりに真摯に取り組んでまいりました。すると、どのような建材や素材を使うべきなのかから、しっかりと考える必要がありました。そして、私たちに直接要望を伝えられないであろう、小さなお子さんやご年配の方に心の耳を傾けたとき、使うべき素材がわかってきました。そうして辿り着いた答えのひとつが「自然素材を使う」ということでした。

素材選びはもちろん、家を作る過程においても化学物質を極力減らした家づくりを進めていく。

完成した時の新築独特の、嫌な接着剤の臭いが鼻につくのではなく、木の匂いと温もりに溢れた家になるように!

こうした家づくりは、地球にも優しいですし、子どもたちの未来にも繋がっていきます。

そのためのに私たちは、国産材を使うという決断をしました。

国産材であれば、外来種の虫などを駆除するための薬剤は散布されていませんし、違法伐採による環境破壊とも無縁です。さらにJAS認定工場の材木であれば、自然素材からくる反りなどの課題も軽減されることも分かりました。

家族が楽しく、永く暮らしていく家として

「道具は、新品がベストの状態ではなく、使い込むほどに手足となる」

私たちは、こうした思いで家づくりを捉えています。つまり「住めば住むほど味わいが増し、住む人をやさしく包み込む、暮らしの場としての“おうち”」になっていく、そのような家づくりを念頭においています。この発想はイギリスの暮らしや家の扱い方からヒントを得ました。

日本の家の平均寿命が30年以下なのに対し、イギリスは75年。その違いはどこから来るのか……。さまざまな理由がありますが、私が実際にイギリスで見て触れてきた古い家の数々は、大切に道具を使い込んできた持ち主の愛着さえ感じ取れるほどでした。自然素材を使い、人が手をかけて作り、外観や内観も、住まう人が手間と愛情で磨き上げていきます。味わい深い皺(しわ)を刻む賢人のように家族と思い出を刻んでいく暮らしの場づくり。それこそが私たちの家づくりと考えています。

わたしたちのお約束

イエローチェア・ハウスでは、以下のお約束を宣言しております。(2016年7月時点)

1.構造材は100%日本の木を使います!
2.地震に安心な家を作ります!
3.ビニールクロスは使いません!
4.正直な家づくりをします!

このお約束は、オーナーさまの、より快適で安全な暮らしの場としての家づくりだけでなく、次世代に残していく環境にもやさしい家づくりにつながっていると自負しております。少しだけこれまでの工業製品で組み立てるような家づくりとは異なった「おうち」への考え方、「暮らし」とのつきあい方が必要になるかもしれませんが「そんな家がいいな!」と思ってくださるご家族と出会えることを楽しみにしています。

イエローチェア・ハウス代表
阿部よしあき

私たちのお手本

様々な暮らしのアイデアは、イギリスの豊かな暮らしの智恵から……。
デザインとスタイルは、イギリスをはじめとした世界の田舎家から……。
技術と工法は、日本の大工さんから……。

1.土いじりが楽しくなるお庭

2.自然素材に囲まれた暮らし

3.快適&飽きのこない空間演出

4.素材が作り出す豊かな表情

1.土いじりが楽しくなるお庭

まず、イギリスの家と暮らしのスタイルで特徴的なのは「フロント・アンド・バック」というお庭のつくりかたです。これはインテリアとエクステリアを切り離さないお庭づくりの方法で、豊かな暮らしの智恵がたくさんつまっています。土いじりが楽しくなるお庭は、自然とのつながりや学びをもたらしてくれるでしょう!

お庭の芝生でくつろぐ

2.自然素材に囲まれた暮らし

次にお手本にしているのは、イギリスのナチュラル志向です。

もちろんイギリスにもビニールクロスを使っている家はあります。でも私たちがお手本にしているのは、何百年と受け継がれ、住まわれ続けている田舎家です。昔ながらの自然素材は手入れをすれば長持ちするだけでなく、独特の味わいを生み出し、毎日の生活を豊かにしてくれます。

イギリス古民家の居間のようす

3.快適&飽きのこない空間演出

そして、なかなか日本の家が真似できないイギリスならではのお手本が「色づかい」です。リラックスできるけど飽きのこない色や空間の演出は、イギリスの家をお手本にしながらも、私たちが一番得意とする部分です。ぜひOPEN HOUSE(完成見学会)などでお確かめください。

イギリスの斬新な壁紙の使われ方

4.素材が作り出す豊かな表情

二百年経っても訪れた人が「すてき!」と賞賛する家の共通点はなんだと思いますか。それは素朴な素材が生み出す味わいだと言えるでしょう。石、漆喰、レンガ、鉄、木などの素朴な自然素材は、時の経過と共に味わいを増し、陽光や季節の彩りに合わせて豊かに表情を変えてくれます。もちろん素材だけでなく、それを活かすデザインも重要です。私たちは窓のサイズや並べ方、シンメトリーな外観や屋根の勾配まで様々なお手本を元にオリジナルデザインを創り出しています。

その他にも私たちがお手本としているのは、先達の智恵や自然の摂理です。

経験に裏打ちされた智恵とヒトが本能的に心地良いと思う暮らしかたをお手本にすれば、自ずと快適で豊かな暮らし=HOMEをお届けできると考えています。

イギリスのレンガと石で造られた家

私たちのこだわり

ご家族のご要望を形にする際、私たちはこれまで培ってきた経験と智恵を惜しみなく提供してまいります。

1.イギリスの豊かな暮らし
2.住む人と環境にやさしい
3.職人の技を活かす
4.性能&機能も重視

1.イギリスの豊かな暮らし

さまざまな家づくりをお手伝いをしてきた感性も経験も豊富な建築士がお手伝いします。

中でも、家全体をプロデュースする代表の阿部は、イギリスのコッツウォルズを始めとする村々を訪れ、実際にイギリスの人々の暮らしに触れてきました。またイギリスの家や暮らしを紹介する第一人者である作家の井形慶子 氏とも交流があり、書籍や雑誌にも協力掲載多数。人気のブリティッシュ・デザイン・シリーズは、こうした情熱と交流から生まれました。

施工現場の様子

2.住む人と環境にやさしい

特に家づくりに欠かせない木材は、輸入材ではなく国産材の調達にこだわりました。日本有数の製材工場(協和木材株式会社)と直接提携を結び、プレミアム感のある国産材をより安価に仕入れています。そして構造材は<100%国産材>を実現しています。

国産材で家を作るおうちは健康的な暮らしが確保しやすい/家の品質が安定する/地域経済や環境に貢献できることなどが期待できます。

画一的な工業製品や素材を使えば安価な家。逆に天然素材をふんだんに使えば高価な家になってしまいます。だからこそ私たちは流通の工夫と努力を通して、お財布にやさしく、ベストな良材をふんだんに使った家づくりにこだわり続けます。

森のようす

国産材製材日本最大級工場 → 協和木材株式会社

3.職人の技を活かす

イエローチェア・ハウスの家づくりは、デザインやスタイルにおいてはイギリスや世界の田舎家をお手本にしていますが、施工に関しては日本の大工さんの技術を活かす家づくりにこだわっています。自然素材を活かすも殺すも実は職人さん次第なのです。

よく開催しているOPEN HOUSE(完成見学会)では「新築独特の嫌な匂いがしない」「手作りの、丁寧な造作がたくさん施してある」「材料の、素材の良さが伝わってくるよう」「手間と愛情が注がれている感じ」といった声を多くいただきます。

こうした細やかなディテールを実現している弊社の大工たちこそ、私たちの誇りでもあります。日本の大工さんは、この二十年で半減してしまいました。腕のいい大工さんはもっと減っているかもしれません。日本の家づくりの技術を継承するためにも大工さんや職人さんを大切にした家づくりをしていきたいと考えています。

頼もしい青木棟梁

4.性能&機能も重視

デザインが大変好評なのは喜ばしいことなのですが、家の「性能」としての優秀さが隠れてしまってはなりません。

私たちが手がけるおうちは“長期優良住宅”相当を最低基準にしています。

茨城は地震発生回数が日本でもっとも多い県の一つです。インターネットで検索してみると統計や調査によって僅差はあっても必ずベスト5にはランクインしています。ならば、安心して暮らすための耐震性は最重要と考えています。

合わせて、できるだけお財布に優しい暮らしを実現するためには「光熱費のかからないおうち」であることも重要です。茨城県の省エネ基準値よりもワンランク上の性能を最低標準仕様として家づくりをしています。

リヴィングでくつろぐ家族

私たちの家づくりへのこだわりは、すべてはそこに住まい、暮らしの場を作られるご家族のためにあります。ぜひ、一緒に工夫しながら家づくりを楽しみましょう!