L字がおしゃれで機能的なLDKレイアウト|【実例】広く見える間取りを楽しむ
開放的で庭やテラスとの一体感も楽しめる間取りが魅力のL字リビング・ダイニング・キッチン。
広々としたデザインだけでなく、無駄のないスムーズな動線が機能的なレイアウトです。
空間配分や家具の配置が難しいとお悩みの方でも、ポイントを押さえて工夫することで、バランスよくおしゃれに仕上げることができます。
今回はそんな、見栄えのいいL字LDKのレイアウト実例や動線づくりのコツをご紹介します。
注意ポイントやその対策アイデアも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- L字レイアウトのLDKをつくる魅力とおしゃれな実例を見ていただけます。
- 見栄えも動線もいいL字間取りをつくるコツを知ることができます。
- L字レイアウトの注意ポイントとその対策をご紹介します。
施工事例
Contents
1.L字レイアウトLDKの魅力とは
縦長・横長・正方形のLDKと比べて、配置やバランスの設計が難しそうなL字レイアウトですが、動線やデザインを基準に設計すれば、とても機能的で快適な空間をつくることができます。
①大空間を楽しめる
LDKをL字のレイアウトにすることで、それぞれの空間から見た景色が開放的になるのが、この間取りの特徴です。
L字のくぼみから見える庭の景色を眺めながら、リビング・ダイニング・リビングのどこにいても、奥行きと横幅の両方を楽しめる贅沢な大空間がおしゃれです。
②自然な生活・家事動線が叶う
L字の間取りにキッチン・ダイニング・リビングを配置することで、空間から空間への移動が、三角を描くような動線でスムーズになります。
それぞれの空間との距離も近くなるので、家族とのつながりやコミュニケーションが取りやすくなるのも魅力です。
③中庭やバルコニーとの一体感
L字レイアウトのLDKに中庭やテラス、バルコニーをつくることで、外に面する窓を2面設置することができます。
大きな窓2面からは、十分な日当たりと風通しを得ることができ、プライベートな景色も室内に取り込みやすくなります。
また、両方も窓を「掃き出し窓」にすることで、中庭やテラス、バルコニーを抜けて行き来できる設計にすることも可能です。
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2.【実例】広く見えるL字LDKの間取り
さっそく、L字レイアウトの特徴を活かした、おしゃれなLDK間取りの実例を見ていきましょう。
①LDK全体の開放感が贅沢
アーチ壁で仕切られたLDKに、勾配天井や吹き抜けをデザインすることで、窮屈感のないスタイルに仕上げています。
独立したリビングや実例のようなキッチンを希望する場合にもL字レイアウトがおすすめです。
個室として設計するのではなく、角度で空間をゾーニングするというアイデアを活かして、無駄な建具や壁を必要としないスマートなデザインが完成しました。
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吹き抜け窓から1階が眺められるので、採光・通風の良さはもちろん、お子様の遊び場や秘密基地としても重宝することでしょう。
②キッチンが見えない特別リビング
キッチンとダイニングを前後でつないで、その横にリビングを設けた「横長LDK」のような間取りです。
キッチン前のダイニング空間が広く確保できるので、憧れの丸テーブルや楕円テーブルを導入して、おしゃれカフェのような時間を楽しむのにもおすすめです。
優しいグリーンのアクセントクロスで統一感を持たせたLDKは、それぞれの空間にこだわりを持ちつつ、全体のつながりも大切にしたデザインです。
空間を分け過ぎない程度の壁づくりで、それぞれの独立感も楽しめる設計です。
ダイニングと背中向きにソファを配置することで、リビングからはダイニングやキッチンの生活感が見えないスタイルに仕上げました。
③コンサバトリーを取り込む開放感
壁に溶け込むようなスタイルの壁付けキッチンとコンパクトなダイニングスペースがおしゃれな実例です。
ご家族の人数に合わせた広さのダイニングキッチンにすることで、自由度の高いリビングが確保しやすくなります。
アーチ壁でゆるやかに空間分けするデザインもおしゃれで、ほどよい目隠しや飾り棚をつくるのにも便利です。
LDK続きにコンサバトリーを設けて、外とのつながりを楽しむのもおすすめです。
コンサバトリーは、開放的なセカンドリビングとして、気持ちのいい朝日が降り注ぐ時間の食事やお茶を楽しむスペースとしても大活躍するはずです。
④無駄な動線をなくした広い間取り
キッチン横並びダイニングのレイアウトで、キッチン⇔ダイニング間を重複する無駄な動線をカットした実例です。
壁側に寄せたキッチン×ダイニングレイアウトのおかげで、広々としたリビングの確保につながりました。
コンサバトリーやテラスを設けて、さらに視界も広がる開放的な間取りに仕上がりました。
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コンパクトなLDKでも、生活・家事動線を集約したい空間と広さが必要な空間のメリハリをつけることで、全体的にバランスのいい間取りが完成します。
3.暮らしにいいL字間取りづくりのコツ
実例でL字レイアウトのイメージが掴めたところで、生活・家事動線に配慮した暮らしにいい間取りづくりのコツをご紹介しましょう。
①キッチン×ダイニング×リビングの配置
L字LDKのレイアウトを決める際は、リビング×ダイニング×キッチンの並べ方が、動線にも影響する重要なポイントになってきます。
キッチンと中心とした配置なら、配膳の時どちらにも移動しやすい動線が確保できます。
キッチンが丸見えになるのが心配なら、ダイニングを中心にした配置がおすすめです。
キッチン⇔リビングをつなぐ必要性は、来客の頻度やご家族の食事スタイルを参考にしてみるといいかもしれません。
②間仕切りで正方形の間取りをL字レイアウトに
正方形の大空間の一角に和室や小上がりをつくる場合、開閉可能な間仕切りを設置して「個室+L字LDK」といった間取りに仕上げるのもおすすめです。
つながり良くオープンにも使えて、将来お子様の個室やご家族の書斎・趣味室が必要になった際にも活用しやすい設計アイデアです。
③中庭やバルコニーとつながる動線づくり
中庭やバルコニーを囲むL字レイアウトは、LDKのどこからでも外の景色を楽しむことができ、屋内全体に採光・通風が取り込めるのもポイントで、お子様が外で遊んでいても屋内から目が行き届くので安心です。
また、内と外との動線もスムーズで、外から直接行きたい空間に移動できるのも便利ですよね。
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4.L字LDKの注意ポイントと対策
最後に、L字レイアウトをつくる上での注意ポイントとその対策アイデアをご紹介します。
①圧迫感が出てしまうケースも
奥行きや幅が十分に確保できないL字レイアウトの場合、90度に曲がる壁が逆に圧迫感を与えてしまうケースがあります。
【対策①】⇒窓や天井高を工夫する
壁が空間の狭さを印象付けている場合、見通しのいい掃き出し窓や内窓を設置して、視界を広げる工夫をしてみましょう。
また、窓の設置が難しい場合でも天井を高く設計することで、縦の開放感を演出することができます。天窓を付けて、天井から光や風を取り込むのもおすすめです。
【対策②】⇒ダイニングテーブル一体化させる
窓や天井での対策が難しい場合は、「ダイニング」の配分で限られた空間のバランスを調節することが可能です。
実例でも紹介した「キッチン横並びダイニング」や「キッチンカウンター兼用ダイニング」といったキッチンにダイニングを一体化させるレイアウトで、ダイニング空間の床面積を節約する方法があります。
または、リビングとダイニングを一体化させる「ソファダイニング」もおすすめです。
②冷暖房効率の心配
エアコンの配置が難しく、空調管理しづらいスペースが出てしまう可能性があります。
【対策①】⇒住まい全体の気密・断熱性
LDKの広さによっては、エアコン1台で不安な場合もあるかもしれません。
間仕切りや壁で独立させる空間がある場合には、もう1台エアコンが必要になるケースもあるかもしれません。
しかし、基本的には住まい全体の気密性と断熱性を高めることが大切です。
これは、エアコンの冷暖房効率を高めるためにも重要なポイントです。
【対策②】⇒シーリングファンをつける
冷暖房効率の改善に、天井付近の空気を循環させるシーリングファンを活用する方法があります。
デザイン性にも優れたシーリングファンなら、インテリアとしても楽しめ、L字LDK全体の空調管理にも役立ちます。
5.まとめ:LDKが主役のこだわりレイアウトの住まい
コーディネートやバランスが難しそうなL字レイアウトのLDK実例や空間デザイン・動線づくりのコツをご紹介してきました。
より開放的なL字レイアウトを希望する際には、プライベートな中庭やバルコニーをセットで検討してみるのがおすすめです。
ぜひ、LDKが主役になるおしゃれで暮らしにいい間取りづくりを実現させてくださいね。
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