若き次代のエース佐久間棟梁の熱い思い|Yellow’s Spirit 2019-12

今月の「イエローズ・スピリット」は、昨年2018-03月号の青木棟梁の特集以来、第二回目の大工さんインタビューをご紹介したいと思います。

YCHの家作りのこだわりは、設計やプランニングだけでは実現できません。知識や技術はもちろんの事、お客様への思いやりは普段お客様とやり取りをさせてもらっているスタッフだけでなく、現場を預かる大工さんにも強い思いがあってこそ。その思いが、良いお家作りにつながっていると考えております。

今回のインタビューを通して、佐久間棟梁の熱い思いが伝わってきました。同じ目標に向って仕事をする仲間ではありますが、じっくりお話する事は決して多くはありませんので、今回のインタビューは大変良い機会になりました。

若き次代のエース佐久間棟梁

YCH(住建)との出会いから今までを振り返って

「最初は商社さんを通して知りました。」

最初の出会いは、付き合いのある共通の商社さんを通して、だったそうです。佐久間棟梁、19歳から大工仕事を始め、22歳のときには既に父の元を離れ独立して棟梁として活躍していようで…すごいですね。そんな佐久間棟梁も、YCHとの付き合いは今年で16年目となるそうです。

若き次代のエース佐久間棟梁

「上棟式はYCHの大工さんみんなでやっていたので結束が強い会社だな、という印象でした。」

当時、弊社では大工さん達へのお給料は手渡しで行っていた時代です。お給料日に会社へ集まった大工さん達の交流も盛んで、上棟時にも熟練の棟梁達が一斉に集まって取り組む姿に当時の佐久間棟梁には、結束強く見えた事でしょうね。

他のYCHで仕事をしてみて工務店との違いなどありましたか?

若き次代のエース佐久間棟梁

「住建(YCH)の職人さは皆しっかりしていますので、大工さんにどんどん駄目だしをしてきます。もちろん、良くする為に、こうしたほうがいいぞ、と。ですからその度に次は改善しよう、というのがあります。」

いずれ特集させてもらう予定ですが、YCHの職人さんたちは皆さん一流です。日々研鑽しあっている様子が佐久間棟梁のコメントから受け取る事ができました。特に佐久間棟梁は現場を綺麗にしていて、職人さん達もそれにならって、現場の清掃を心がけて現場に入ってくれています。(※建築現場の中は基本土足厳禁にしています)

大工さんをはじめてまもなく20年ですが、昔の自分に教えてあげたい事はありますか?

若き次代のエース佐久間棟梁

「さっきも言いましたが、とりあえず現場を綺麗にしな、っていいたいですね。無垢材を扱う現場ですと小さなゴミでも傷になったりします。最後はいつも水拭きをしてチェックします。」

昔は、建築主の方が現場まできて掃除をする習慣があったそうです。それは良くないと思い自分で掃除をして、傷もチェックする、そういう姿勢が他の職人さん達に伝わり、よい効果を生んでいるのですね。水拭きもびっくりしました。サンドペーパー仕上げだと表面が毛羽立ってしまいますが、鉋(カンナ)仕上げだと繊維を潰さない断面なので、水をよく弾き毛羽立ちません。そして綺麗な状態を確認して、次は塗装屋さんへバトンを渡しています。

普段の建築現場での作業ってどんな感じでしょうか?

若き次代のエース佐久間棟梁

「うーん、結構楽しんで作業しています。ラジオをかけて鼻歌をうたったりしながら、やっていますね。あとは、アフターメンテナンスがない現場を目指しています。他には規格型の住宅だとやっぱりつまらないですね。自分少しMっ気が入っていると思うんですよね(笑)」

抽象的な質問でしたが、普段の思いを吐露していただけました(笑)大工仕事は天職だと佐久間棟梁は言っていました。大きいプラモデルのような感じで、自分で何でも出来るようになってからは特に楽しいそうです。

今回のインタビューにあたり、佐久間棟梁には思い出の道具を持ってきてもらいました

「カンナを持ってきました。」

若き次代のエース佐久間棟梁
若き次代のエース佐久間棟梁

「最初に買った思い出の道具です。当時は凄く高く感じて・・・・・・。大事にしているので使っていませんでした。なので、自宅にあったパーツを寄せ集めて1台のカンナを組み立ててそれを使っていました(笑)」

新しい、いいものは勿体無くて使いたくないですよね(笑)

最後に、まだ見ぬお客様へ一言お願いします。

若き次代のエース佐久間棟梁

「家って契約までもそうですが、建てているときにもたくさん現場に来て欲しいです。そして一杯注文して欲しいなといつも思っています。それは住んでからも大切に使って欲しいという気持ちがあるからです。自分、すごい愛情を込めて作っていますので、本当にそういう気持ちなんですよ。」

このように締めくくって頂きました。お施主様のマイホームの夢、実際に家を建てる大工さんや職人さん、そして商社さん、建築に携わる方々の思いの結晶がYCHの住宅だと言う事を再認させて頂きました。これからもさらに精進し、「よりよい」お家作りに貢献したいと思います。