【日本の木でつくる古くて豊かなイギリスの家】イエローチェアハウス

🪵「棟梁」と「現代の大工」— 受け継がれる家づくりの精神

先日上棟式を行いました。

前日まで大雨が降っていて不安もありましたが無事開催できることとなり一安心です。

地鎮祭は宮司さんや神主さんが行いますが、上棟式は祭司に代わり棟梁が儀式を行いますが不思議に思ったことはありますか?私は以前気になったので調べたことがありました。すると日本の歴史に深くかかわる興味深い歴史の数々がを知ることができましたので、皆様にも共有させていただければよいと思い本記事を書きました。

記事を読み終わった時には、ただの一職種として見ていた大工さんへの考えや見方が変わるかもしれませんね。


家づくりの現場には、時代を超えて受け継がれてきた“技”と“心”があります。その象徴とも言えるのが、古来より「棟梁」と呼ばれてきた建築のリーダーたち。そして現代の大工職人たちは、その精神を今も息づかせながら、住まいづくりに携わっています。


🏯 棟梁とは?— 建築の総責任者

「棟梁(とうりょう)」とは、木造建築の現場における最高責任者のこと。かつては設計・施工・職人の統率・材料選定・儀式の執行までを一手に担う、まさに“家づくりの総合プロデューサー”でした。

  • 平安時代以前:「木工寮」に属する官職として、宮殿や寺院の建築を担う
  • 中世:「番匠(ばんしょう)」と呼ばれ、社寺建築を中心に活躍
  • 江戸時代:町家や武家屋敷の建築を統率する棟梁が登場。職人集団の頂点として尊敬される存在に

棟梁は、技術だけでなく人望や統率力も求められ、家づくりの成否を左右する重要な役割を果たしていました。


🧰 現代の大工職人たち

時代とともに建築は分業化され、設計は建築士、施工管理は現場監督が担うようになりました。しかし、現代の大工職人もまた、棟梁の精神を受け継ぐ存在です。

  • 構造材の加工・組み立て・仕上げなど、住まいの“骨格”を形づくる
  • 現場での判断力や経験により、施工の質を左右する重要な役割
  • 熟練の大工は、若手職人の育成や現場の統率を担う“棟梁的存在”として尊敬されることも

特に伝統建築や社寺建築の分野では、棟梁の称号を持つ職人が今も活躍しており、技術と精神の継承が続いています。


🔗 棟梁の精神は今も息づく

棟梁の本質は「家づくりに対する責任と誇り」。現代の大工職人もまた、住まいに命を吹き込む存在として、その精神を受け継いでいます。

  • 上棟式などの儀式では、棟梁が中心となって祈願を行うことも
  • 家族の暮らしを支える空間をつくるという使命感
  • 職人同士の絆や、施主との信頼関係を大切にする姿勢

YELLOWCHAIRHOUSEの家づくりにも、この棟梁の精神が根底にあります。素材へのこだわり、空間設計の哲学、そして家族の物語を紡ぐという想い。それらを形にするのは、現場で汗を流す職人たちの技と心です。


🌿 まとめ

「棟梁」と「大工」は、単なる肩書きではなく、家づくりに込められた文化と精神の象徴です。時代が変わっても、住まいをつくるという営みの本質は変わりません。YELLOWCHAIRHOUSEでは、そんな伝統と現代の融合を大切にしながら、心地よく、物語のある住まいをお届けしています。


※本物件は設計が「宇津建築設計事務所」様となっており、弊社㈱住建とのコラボレーション建物です。

完成の際には見学会も開催せていただく予定ですので、お見逃しなく🏠

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